Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

端末20台が被害、ファイル約2.6万件が暗号化 - ニチイHD

ニチイホールディングスは、複数の同社グループ会社でサイバー攻撃による被害が発生した問題で、調査状況を明らかにした。

子会社のニチイケアパレスで8月8日にランサムウェアの感染に起因する被害を確認。ニチイホールディングスやニチイ学館などが利用する端末についても、データを暗号化されたことが判明した。

ランサムウェアの感染により、8月30日の時点で20台のパソコンを通じて約2.6万件のファイルを暗号化され、開けない状況に陥っているという。

被害に遭った端末には、顧客や関係企業の担当者、採用候補者、従業員、元従業員に関する個人情報を含むファイルが保存されていた。具体的な対象者や項目の特定には至っていないとしている。

外部における情報の流通や二次被害は確認されていない。同社では、あらためて個人情報保護委員会に報告。同社では外部協力のもと、引き続き原因や影響範囲などを調べるとともに復旧作業を進めている。

(Security NEXT - 2024/09/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Instagramアカ乗っ取り、フォロワーにDM - ブライダル会社
海外拠点を直接支援するセキュサービスを拡充 - KDDIとラック
「PowerDNS Recursor」にDNSキャッシュポイズニングの脆弱性
「Cisco ISE」「PaperCut NG/MF」の脆弱性狙う攻撃に注意
「Cisco ISE」の複数脆弱性を狙う攻撃が発生 - 早急に対処を
サイトDBより個人情報流出の可能性 - リゾート施設運営会社
2Q「JVN iPedia」登録は1万件超 - 98.7%が「NVD」情報
Bitnamiの一部「Helm Chart」に脆弱性 - 機密情報漏洩のおそれ
セミナー申込フォーム、確認設定から他者が閲覧可能に - 山口県
日本語学習支援施設のサイトが改ざん被害 - 横浜市