Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MS Edge」にアップデート - 悪用ある脆弱性に対応、独自修正も

マイクロソフトは現地時間8月22日、同社ブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。すでに悪用コードが確認されている脆弱性などへ対処している。

「Chromium 128.0.6613.85」「同128.0.6613.84」がリリースされたことを受け、これらバージョンをベースとした「MS Edge 128.0.2739.42」をリリースしたもの。

「Chromium」では、CVEベースで20件の脆弱性を解消しており、これら修正を反映した。なかでも「CVE-2024-7971」については悪用コードが出回っていることが確認されている。

また「MS Edge」独自の修正として5件の脆弱性に対応した。「CVE-2024-38209」「CVE-2024-38210」については、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性。

重要度は4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」としており、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアはともに「7.8」と評価した。

(Security NEXT - 2024/08/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「Adobe Commerce/Magento」や「WSUS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局