Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ビデオ会議サービスの「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版へ更新を

ビデオ会議サービスを提供するZoomは、現地時間8月13日にセキュリティアドバイザリを公開した。脆弱性が修正されている最新版へ更新するよう呼びかけている。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、アドバイザリ9件を公開したもの。脆弱性によって影響を受けるプラットフォームやプログラムは異なるが、あわせて15件の脆弱性に対処している。

2件のアドバイザリについては、重要度を4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティング。クライアントアプリにおけるバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2024-39825」や、アプリケーションやSDKにおける保護機能の不備により情報漏洩のおそれがある「CVE-2024-39818」に対処した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、「CVE-2024-39825」が「8.5」、「CVE-2024-39818」が「7.5」と評価されている。

のこる7件のアドバイザリについては、いずれも重要度を1段階低い「中(Medium)」とした。同社はソフトウェアを最新の状態へアップデートし、脆弱性を解消するよう求めている。

今回のアドバイザリで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-39818
CVE-2024-39822
CVE-2024-39823
CVE-2024-39824
CVE-2024-39825
CVE-2024-42434
CVE-2024-42435
CVE-2024-42436
CVE-2024-42437
CVE-2024-42438
CVE-2024-42439
CVE-2024-42440
CVE-2024-42441
CVE-2024-42442
CVE-2024-42443

(Security NEXT - 2024/08/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開