Cisco製の一部IP電話に深刻な脆弱性 - サポート終了で修正予定なし
Cisco Systemsは、現地時間8月7日にセキュリティアドバイザリ2件を公開した。1件については重要度が「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
「Cisco Small Business SPA300シリーズIP Phone」「同SPA500シリーズIP Phone」では、ウェブ管理インタフェースに5件の脆弱性が明らかとなった。アドバイザリの重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
「CVE-2024-20450」「CVE-2024-20452」「CVE-2024-20454」は、認証なしにリモートより任意のコマンドが実行可能となる脆弱性で、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」。
「CVE-2024-20451」「CVE-2024-20453」はサービス拒否の脆弱性としており、CVSS基本値は「7.5」と評価されている。
アドバイザリの公表時点で脆弱性の悪用や公表は確認されていない。サポートがすでに終了しており、今後アップデートをリリースする予定はないという。
(Security NEXT - 2024/08/09 )
ツイート
関連リンク
- Cisco:Cisco Small Business SPA300 Series and SPA500 Series IP Phones Web UI Vulnerabilities
- Cisco:End-of-Sale and End-of-Life Announcement for the Cisco IP Phones SPA300 Series Selected Models
- Cisco:End-of-Sale and End-of-Life Announcement for the Cisco Small Business SPA303 Series IP Phone
- Cisco:End-of-Sale and End-of-Life Announcement for All Remaining Cisco Small Business SPA500 Series IP Phones
- Cisco:Cisco Identity Services Engine Stored Cross-Site Scripting Vulnerabilities
- シスコシステムズ
PR
関連記事
ミラーリングを解除し忘れ、個人情報を誤映写 - 静岡県立高
民生委員が高齢者世帯名簿を紛失 - 春日部市
東本願寺出版の旧ドメインを第三者が取得 - 注意呼びかけ
Apple、最新OS「macOS Sequoia 15」を公開 - 80件近い脆弱性を解消
Red Hatの「OpenShift」に権限昇格など複数の脆弱性
「VMware vCenter Server」に深刻な脆弱性 - アップデートを
米当局、「Adobe Flash Player」脆弱性を悪用リストに追加 - 使用中止求める
Google、ブラウザ最新版「Chrome 129」をリリース - セキュリティ修正も
GitLabに定例外パッチ - 認証回避の深刻な脆弱性を修正
Ruby環境向け「SAMLライブラリ」に深刻な脆弱性