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「Cisco SSM」の深刻な脆弱性 - 実証コードが公開

Cisco Systemsのライセンス管理製品「Cisco Smart Software Manager(Cisco SSM)」に深刻な脆弱性が見つかった問題で、実証コードが公開されたことがわかった。

Cisco Systemsが、現地時間7月17日にセキュリティアドバイザリを公開した「CVE-2024-20419」の実証コードが公開されたことが判明したもの。

「CVE-2024-20419」は、パスワード変更機能に判明した脆弱性で、細工したHTTPリクエストにより、管理者を含む全ユーザーのパスワードをリモートより認証なしに変更できる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは最高値である「10.0」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社は現地時間8月7日にセキュリティアドバイザリを更新。概念実証コード(PoC)が利用可能となっていることを明らかにした。ただし、悪用については確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2024/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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