Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Cisco SSM」の深刻な脆弱性 - 実証コードが公開

Cisco Systemsのライセンス管理製品「Cisco Smart Software Manager(Cisco SSM)」に深刻な脆弱性が見つかった問題で、実証コードが公開されたことがわかった。

Cisco Systemsが、現地時間7月17日にセキュリティアドバイザリを公開した「CVE-2024-20419」の実証コードが公開されたことが判明したもの。

「CVE-2024-20419」は、パスワード変更機能に判明した脆弱性で、細工したHTTPリクエストにより、管理者を含む全ユーザーのパスワードをリモートより認証なしに変更できる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは最高値である「10.0」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社は現地時間8月7日にセキュリティアドバイザリを更新。概念実証コード(PoC)が利用可能となっていることを明らかにした。ただし、悪用については確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2024/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

未公開脆弱性情報、公表前の開示自粛を呼びかけ - 政府や関係機関
日米欧豪など15カ国、SBOM活用に向け国際ガイダンスへ共同署名
一部利用者から「身に覚えのないログイン」の報告 - Qoo10
設定ミス突く攻撃、顧客DB消去される - 兵庫県内の保険代理店
DB管理ツール「pgAdmin」に脆弱性 - アカウント乗っ取りのおそれ
メアドが不正利用、スパムの踏み台に - 名古屋産業振興公社
患者リストを患者宅に置き忘れ、返却で判明 - 大阪精神医療センター
機械学習フレームワーク「H2O-3」に深刻な脆弱性
「ImageMagick」に再度深刻な脆弱性 - サーバ環境は注意
「Spring Cloud Gateway Server WebFlux」に深刻な脆弱性 - 設定改ざんのおそれ