Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数メールサービスプロバイダに送信ドメイン認証回避の脆弱性

また複数のテナントが利用するホスティングプロバイダーでは、共有の「SPFレコード」を使用している脆弱性「CVE-2024-7209」もあり、同じインフラ内でホスティングされているドメインの関係者になりすますことが可能だとしている。

メールの送信機能を提供するドメインホスティングプロバイダでは、送信者とメッセージヘッダ内のドメインが同一であるか照合するなど対策が必要であると指摘。

ドメイン所有者が、送信ドメイン認証技術を利用し、送信者やブランドのなりすまし攻撃から保護するには、ホスティングプロバイダから独立した認証インフラを活用するなど、厳密な対策が必要であると指摘している。

身元の証明など高い信頼性が必要とされるメール送信者については、「S/MIME」や「PGP」の活用なども挙げた。

(Security NEXT - 2024/08/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー
NASがランサム被害、脅迫メッセージを確認 - 福祉サービスのNPO法人
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満