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「ダイナースクラブ」加盟店でフォーム設定ミス - 個人情報が閲覧可能に

三井住友トラストクラブは、国際カードブランド「ダイナースクラブ」の一部加盟店において個人情報が流出したことを明らかにした。

同社によれば、加盟店であるバリューマネジメントが企画し、三井住友トラストクラブが会員向けに案内した限定旅行プランの抽選応募フォームにおいて設定ミスが発生したもの。

7月6日に申し込みフォームにアクセスした会員から「応募者の個人情報が閲覧できる状態になっている」との連絡が同社にあり判明。7月8日に加盟店が調査したところ問題を確認し、同日フォームを削除した。

6月14日から7月8日の昼過ぎにかけてフォームより入力された個人情報が閲覧できる状態だった。対象者は申込者333人としており、氏名や電話番号、メールアドレスが含まれる。

募集には「Googleフォーム」を利用したが、フォーム編集ページのアクセス権限に不備があり、本来外部へ非公開とすべきところ、第三者が閲覧できる状態となっていた。

同社では関係者へ連絡して個人情報の不正利用について注意を喚起。クレジットカードの不正利用に対してもモニタリングを強化しているという。

(Security NEXT - 2024/07/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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