Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox 128」をリリース - 複数の脆弱性を修正

Mozilla Foundationは、現地時間7月9日にブラウザ「Firefox」のアップデートをリリースした。複数の脆弱性を修正している。

現地時間7月9日に「Firefox 128」をリリースしたもの。ユーザーデータの消去機能を改善、リンクの翻訳機能を追加するなど、機能強化を図ったほか、CVEベースで16件の脆弱性に対処した。

具体的には重要度が「高(High)」とされる脆弱性4件に対応。クリップボードのコンポーネントにおいて域外よりデータを読み込む「CVE-2024-6606」をはじめ、メモリに関する脆弱性「CVE-2024-6604」「CVE-2024-6615」を修正した。

またAndroid版ではタップジャッキングのおそれがある「CVE-2024-6605」を解消。さらに重要度が「中(Moderate)」とされる8件、「低(Low)」とされる4件の脆弱性に対処している。

あわせて延長サポート版となる「Firefox ESR 115.13」をリリースした。「Firefox 128」にて修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-6600
CVE-2024-6601
CVE-2024-6602
CVE-2024-6603
CVE-2024-6604
CVE-2024-6605
CVE-2024-6606
CVE-2024-6607
CVE-2024-6608
CVE-2024-6609
CVE-2024-6610
CVE-2024-6611
CVE-2024-6612
CVE-2024-6613
CVE-2024-6614
CVE-2024-6615

(Security NEXT - 2024/07/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消