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症例情報登録システムがランサム被害、症例情報一時利用できず - 量研

7月9日の時点で外部において情報の流通などは確認されていない。データが流出した場合も、匿名化されており、流出データから患者を特定されることはないと説明。

データについてはバックアップをしていたため、現在はオフラインでの運用を再開しており、事業に支障はないとしている。

また今回被害が発生したシステムは、QST病院の診療業務用ネットワークとは独立したネットワークで運用管理していたとしており、診療業務などへの影響についても否定している。

問題の発覚を受けて同機構では、文部科学省、厚生労働省、個人情報保護委員会に報告。関係医療機関へ経緯を説明し、謝罪を行った。

またソフトウェアをアップデートして脆弱性に対処し、多要素認証を導入するなど再発防止策を講じ、体制の見直しも図るとしている。

(Security NEXT - 2024/07/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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