「MongoDB」向けGUIにコードインジェクションの脆弱性
NoSQLデータベースの「MongoDB」向けに提供されているグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)の「MongoDB Compass」に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。
入力値の検証に不備があり、サンドボックスによる保護が不十分のため、コードインジェクションが可能となる脆弱性「CVE-2024-6376」が明らかとなったもの。
CVE番号を採番した「MongoDB」では、ローカル環境からのみ脆弱性を悪用でき、攻撃も複雑であるとして共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.0」、重要度を上から2番目にあたる「高(High)」と評価している。
一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、ネットワーク経由の攻撃が可能であり、攻撃も複雑ではないとして、CVSS基本を「9.8」、重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。
CVE番号が採番されたのは、現地時間6月27日だが、開発チームは、現地時間3月1日にリリースした「同1.42.2」にて同脆弱性を修正済みとしている。最新版は7月1日にリリースされた「1.43.4」となっている。
(Security NEXT - 2024/07/08 )
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