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オーディション応募者の情報流出、対象範囲が拡大 - Brave group

VTuberに関するIP事業などを展開するBrave groupやグループ会社が実施した複数のオーディションで応募者情報が閲覧可能となっていた問題で、グローバルを対象としたオーディションの応募者情報なども閲覧可能となっていたことがわかった。

同問題は、募集に利用した「Googleフォーム」の編集用URLにおける閲覧権限に設定ミスがあり、直接URLへアクセスすることで第三者が応募者に関する個人情報を閲覧できる状態となっていたもの。

これまで「ぶいすぽっ!JP オーディション」「Brave group総合オーディション」「HareVare VLiverオーディション」の応募者に関する個人情報が閲覧可能だったことを公表しているが、その後の調査でグローバル展開した「Brave group総合オーディション」の応募者情報も閲覧できる状態だったことが判明した。

対象者は約2139人で、6月4日から同月25日にかけて氏名や居住国、生年月日、使用SNS、志望動機などを閲覧できる状態だったという。

また「ぶいすぽっ!切り抜き動画」のチャンネル許諾申請用の「Googleフォーム」についても不備があり、第三者が閲覧可能な状態だった。氏名や住所など個人情報の入力を求めていなかったが、2件の申請に個人情報に該当する可能性の高い情報が含まれていたとしている。

同社では社内調査を終え、今後は詳細を調べるため、第三者を入れて調査を進める方針。また情報を取得したり、不正に利用している可能性の高い人物の調査なども実施していく。

(Security NEXT - 2024/07/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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