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監視システムに個人情報を誤保存、委託先から閲覧可能に - ファストリ

ユニクロやジーユーを傘下に持つファーストリテイリングは、本来個人情報の取り扱いを委託していない一部委託事業者において、同社情報システム内の顧客情報を閲覧できる状態だったことを公表した。委託先とは秘密保持契約を締結しており、不正な持ち出しなどは確認されていないとしている。

同社によれば、同社サービスの稼働状況を監視するシステムにおいて、委託先が本来閲覧できないはずの個人情報を閲覧できる状態となっていたもの。

1月に判明し、同社ではアクセスを遮断して調査したところ、2023年6月以降、同社グループのオンラインストアを含む複数のサービスにおいて、一部の顧客の個人情報が同システム上へ保存される設定となっていたことがわかった。

同問題により、個人情報の取り扱いについて委託していない一部の委託業者より、同システムに保存された顧客の個人情報を閲覧できる状態にあったという。

具体的には、2023年6月から2024年1月にかけて同社グループのオンラインストアを利用した顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどが含まれる。

(Security NEXT - 2024/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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