「MOVEit Transfer」に脆弱性 - アップデートと回避策の実施を
「MOVEit Transfer」に認証回避の脆弱性やサードパーティ製コンポーネントの脆弱性が明らかとなった。アップデートとあわせて緩和策を講じるよう呼びかけている。
同製品の「SFTPモジュール」に認証不備の脆弱性「CVE-2024-5806」が明らかとなったもの。認証をバイパスされるおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
同社では現地時間6月11日のアップデート「MOVEit Transfer 2024.0.2」「同2023.1.6」「同2023.0.11」にて同脆弱性を修正したと説明した。
一方、サードパーティ製コンポーネントにあらたな脆弱性が判明しており、未修正のままだと「CVE-2024-5806」に関するあらたなリスクが生じるという。
(Security NEXT - 2024/06/27 )
ツイート
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開