Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Trellixの不正侵入防止製品に複数脆弱性 - アップデートを

Trellixの不正侵入防止製品「Trellix Intrusion Prevention System」の一部コンポーネントに脆弱性が明らかとなった。アップデートが呼びかけられている。

同社では、最新版となる「同11.1.7.84」をリリースし、同製品において「IPS」の管理と監視を行うコンポーネント「IPS Manager」などが影響を受ける脆弱性2件について修正したことを明らかにしたもの。

「CVE-2024-5671」は、安全ではないデータをデシリアライズする脆弱性。「IPS Manager」にアクセスできる場合に悪用でき、認証なしにリモートよりコードを実行することが可能だという。

一方「CVE-2024-5731」は、「IPS Manager」「Central Manager」「Local Manager」が影響を受ける。リクエスト内のIPアドレスに関するパラメーターを変更して宛先を操作できるほか、ユーザー名とパスワードを取得されるおそれがある。

同社では、いずれも重要度を「高(High)」とレーティングした。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、「CVE-2024-5671」は「9.8」、「CVE-2024-5731」は「6.8」と評価されている。

同社はこれら脆弱性への対策として「IPS Manager」「IPS Central Manager」の双方を「バージョン11.1.7.84」へアップデートすることを推奨している。

(Security NEXT - 2024/06/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Apple製品の脆弱性に攻撃 - 2〜3月に修正済みも情報公開は6月
案内メール誤送信で顧客のメアドが流出 - アルバイトタイムス
サイト改ざんで異なるページを表示 - アルパインツアーサービス
高校で生徒の成績情報などをTeamsに誤アップロード - 千葉県
ランサム被害サーバに個人情報、影響など調査継続 - 日本ジッコウ
サイバー攻撃でサーバ暗号化、詳細を調査 - 日本ロックサービス
インフラアクセス制御基盤「Teleport」に認証回避の脆弱性
XML処理ライブラリ「libxml2」に複数の脆弱性
地域特化型の旅行予約システムで顧客情報を誤表示
メール誤送信で外部関係者のメアド流出 - 山陽小野田市