Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 更新して侵害ないか確認を

Progress Softwareが提供するレポートツール「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

同製品は、ウェブアプリケーションなどのレポートを作成、管理できるソフトウェア。

「IIS」上で稼働する「同2024 Q1(10.0.24.305)」および以前のバージョンになりすましにより認証のバイパスが可能となる脆弱性「CVE-2024-4358」が明らかとなった。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社は、脆弱性を修正するアップデート「同2024 Q2(10.1.24.514)」をリリースした。脆弱性の悪用に関する報告は受けていないとする一方、第三者により不正なローカルユーザーをあらたに作成されていないか確認するよう利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加