Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ

仮想化プラットフォーム「XenServer」「Citrix Hypervisor」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

Citrixが現地時間4月11日にセキュリティアドバイザリを公開し、3件の脆弱性について明らかにしたもの。重要度を「高(High)」とレーティングしている。

「CVE-2024-2201」「CVE-2024-31142」は、ゲスト仮想マシンより、同VMや同じホスト上で稼働する他VMにおけるメモリの内容を推測できる脆弱性。

「CVE-2024-2201」は、IntelのCPU、「CVE-2024-31142」はAMDのCPU環境で利用している場合にのみ影響がある。

またゲストVM内でコードを実行することにより、ホストがサービス拒否に陥る「CVE-2023-46842」が明らかとなった。

Citrixでは、「XenServer 8」に向けてアップデートをリリース。また「Citrix Hypervisor 8.2 CU1 LTSR」にホットフィクスを用意しており、利用者に対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/04/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消
記者会見参加応募者の個人情報をメールで誤送信 - 太秦映画村
まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
MS、3月の月例更新で「Exchange Server」に生じた不具合に対応
「東京ガス」装うフィッシング - 「対応しないと供給停止」と不安煽る
NETGEARの一部ルータに認証バイパスの脆弱性 - 早急に更新を