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市内小学校で児童指導要録抄本が所在不明に - 川崎市

神奈川県川崎市は、市内小学校において、児童の個人情報が記載された指導要録抄本が所在不明になっていることを明らかにした。

同市によれば、同校において2023年度6学年の児童111人に関する指導要録抄本を紛失した。

抄本は児童の学習や健康の状況を記録した書類を一部抜粋したもので、児童の氏名、住所、性別、生年月日、卒業年月日のほか、出欠状況、教科の評価、行動や特別活動の記録、総合所見、指導上参考となる事項などが記載されている。

抄本は、児童の進学先に送付することが学校教育法で定められており、送付する書類の確認作業を行うため、3月26日に抄本を会議室の金庫から取り出して机上に置いて準備。

その後作業を行っていたところ、机上に抄本が見当たらないことに気づき、校内を探索したが発見できなかった。

所在不明となった抄本については再作成して中学校へ送付した。また対象となる児童の保護者に経緯を説明して謝罪した。引き続き探索を続けるとしている。

(Security NEXT - 2024/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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