Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
Fortinetは、現地時間4月9日にセキュリティアドバイザリ13件を公開し、複数の製品において脆弱性に対処したことを明らかにした。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、「FortiOS」に関する3件を含む13件のセキュリティアドバイザリを公開したもの。
このうち、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は1件。Linux向けに提供されている「FortiClient」において、細工されたサイトにアクセスすると、任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2023-45590」について明らかにした。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.6」と評価されている。
「FortiClient」のmacOS版においてもインストーラーに脆弱性「CVE-2023-45588」「CVE-2024-31492」が判明した。ローカル環境で悪用されると任意のコードを実行されるおそれがあり、CVSS基本値は「8.2」、重要度は2番目に高い「高(High)」とレーティングされている。
また「FortiSandbox」に関するアドバイザリ5件を公開しており、重要度が「高(High)」とされる「CVE-2024-21755」「CVE-2024-21756」「CVE-2024-23671」を含む6件の脆弱性について対処したことを明らかにした。
さらに「FortiManager」「FortiNAC-F」「FortiMail」において、重要度が「中(Medium)」とされる脆弱性についてもアドバイザリをリリースしている。
(Security NEXT - 2024/04/10 )
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