Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

臨床研究で検査機関に個人情報を誤送付、すでに削除済み - 愛知医科大

愛知医科大学は、糖尿病内科の臨床研究において、本来送付することがない被験者や患者の個人情報を外部機関へ誤送付するミスがあったことを公表した。

同大によれば、共同研究機関へ被験者102人に関する研究データを送った際、氏名とカルテ番号が削除されていなかった。くわえて患者533人の氏名やカルテ番号、性別、病歴、社会歴、身体所見、検査結果などを添付するミスがあったという。

また検査委託機関へ被験者2人の血液検体を送る際も、氏名とカルテ番号を削除せずに送付していた。

送付先となった外部機関は、いずれも臨床研究にあたり同大と機密保持契約を締結している。誤送付した情報についてはすでに削除済みであり、外部への流出を否定した。

同大では対象となる被験者と患者に対し、謝罪の書面を送付。個人情報保護委員会へ報告を行っている。

(Security NEXT - 2024/04/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

小学校教諭が児童情報含むUSBメモリを持ち帰り紛失 - 紀の川市
外部サービス侵害で従業員などの個人情報が流出した可能性 - アルビオン
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
ルータOS「OpenWrt」に脆弱性 - 修正版がリリース
「Karmada Dashboard」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
「Apache Tomcat」に複数脆弱性 - 10月のアップデートで修正済み
メール本文に関係者アドレスを記載、削除し忘れ流出 - 神奈川県
兵庫県、「はばタンPay+」のシステムを改修 - 申請受付を再開
地域電子商品券「はばタンPay+」サイトで不具合、個人情報流出 - 兵庫県
CDN導入時に設定ミス、複数フォームで個人情報を誤表示 - スカイマーク