Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「JSONata」にプロトライプ汚染の脆弱性 - アップデートにて修正

JSON形式のデータに対してクエリを実行したり、データの変換処理などが行える言語「JSONata」に脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

「同1.4.0以降」においてコンストラクタとプロトタイプのプロパティを上書きできるプロトライプ汚染の脆弱性「CVE-2024-27307」が明らかとなったもの。

ユーザーが提供する「JSONata」の式を評価するアプリケーションでは、リモートよりコードを実行されたり、サービス拒否、予期しない動作などが生じるおそれがあるという。開発チームでは重要度を「高(High)」としている。

一方GitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

開発チームでは、「同2.0.4」「同1.8.7」にてオブジェクトのプロトタイプやコンストラクターに対する書き込みを禁止し、脆弱性を修正した。アップデートできない利用者に向けてパッチも公開している。

(Security NEXT - 2024/03/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意