MS、ブラウザ「Edge」の脆弱性を修正 - Android版は更新版を準備中
マイクロソフトは、ブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。Android版では「Edge」特有の脆弱性が明らかとなっており、同社は修正版の準備を進めている。
「Chromium 122.0.6261.112」「同122.0.6261.111」が公開されたことを受け、現地時間3月8日にこれらバージョンをベースとした「Microsoft Edge 122.0.2365.80」をリリースしたもの。
スクリプトエンジン「V8」に明らかとなった「CVE-2024-2173」「CVE-2024-2174」や「FedCM」に判明した「CVE-2024-2176」など、重要度が4段階中2番目にあたる「高(High)」とされる3件の脆弱性が修正されている。
また「Microsoft Edge for Android」では、なりすましのおそれがある脆弱性「CVE-2024-26167」が判明した。細工されたファイルを開いた場合に悪用されるおそれがあるという。
同社は3月7日にセキュリティアドバイザリをリリースし、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において、同脆弱性のベーススコアを「4.3」、重要度を4段階中もっとも低い「注意(Low)」とレーティングした。脆弱性の悪用は確認されていない。
3月10日の時点で脆弱性を修正するアップデートは用意されておらず、同社ではリリースに向けて準備を進めている。
(Security NEXT - 2024/03/11 )
ツイート
PR
関連記事
課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ
