Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

学生服通販サイトの旧サイトに不正アクセス - クレカ情報流出の可能性

制服を専門に取り扱う通信販売サイト「カンコーオンラインショップ原宿セレクトスクエア」が不正アクセスを受け、クレジットカード情報が外部に流出し、不正利用された可能性があることがわかった。

同サイトを運営する菅公学生服によれば、システムの脆弱性を突く不正アクセスを受けたもので、決済アプリケーションを改ざんされたという。

2021年4月25日から2023年8月21日にかけて同サイトにおいてクレジットカード決済を利用した顧客3827人に関する氏名、住所、電話番号、生年月日のほか、クレジットカードの番号、有効期限、セキュリティコードが流出した可能性がある。

2023年9月27日にクレジットカード会社から情報流出の可能性について指摘があり問題が発覚した。同年12月8日に外部事業者による調査を終え、12月12日に個人情報保護委員会へ報告。同月15日に警察へ被害を申告している。

同社では、対象となる顧客に対して3月4日よりメールで経緯を報告するとともに謝罪し、身に覚えのない請求などが行われていないか確認するよう呼びかけている。

不正アクセスを受けたサイトは、2023年8月22日に閉鎖していたと説明。翌23日より運営しているあらたなサイトは異なるシステムで運営しており、不正アクセスの影響を否定している。

(Security NEXT - 2024/03/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース