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「Exchange Server」の脆弱性、すでに悪用 - MSが2月のパッチ情報を更新

「認証の拡張保護(EPA)」は、2022年8月にリリースした「Exchange Server 2016 CU23 Aug22SU」より導入されており、スクリプトで有効化すれば「CVE-2024-21410」の悪用から保護することができるが、マイクロソフトでは最新の累積的な更新プログラムをインストールするよう呼びかけている。

また「EPA」の構成状態については、「Exchange Server Health Checkerスクリプト」を用いることで確認できるとしている。

なお、マイクロソフトが2月に公開した月例セキュリティ更新では、セキュリティ機能をバイパスされる2件の脆弱性「CVE-2024-21351」「CVE-2024-21412」についてゼロデイ攻撃が確認されていることを明らかにしていた。

今回「CVE-2024-21410」の悪用が明らかとなったことで、2月16日の段階で3件の脆弱性がすでに悪用されていることとなる。

(Security NEXT - 2024/02/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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