2023年12月のDDoS攻撃、前月比3割減 - 規模も縮小
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、同社のサービスやバックボーンで2023年12月に観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。前月から約3割減少したという。
同月に観測したDDoS攻撃は182件で、前月の255件から28.3%減少した。1日あたりに換算すると平均5.9件。攻撃件数は日によって差が開いており、1件の日が4日間あった一方、12月11日や18日には14件の攻撃が観測されている。
もっとも規模が大きかった攻撃は、おもにDNSプロトコルを用いたリフレクション攻撃で、約70万ppsのパケットにより7.11Gbpsのトラフィックが発生した。前月の約1724万pps、約194.7Gbpsを大幅に下回っている。
もっとも長時間継続したのは、「TCP ACK Flood」によるDDoS攻撃で23分にわたって継続。最大で232.6Mbpsのトラフィックが発生した。

IIJによるDDoS攻撃の観測動向(グラフ:IIJの発表をもとに独自に作成)
(Security NEXT - 2024/02/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
現金領収帳2冊が所在不明、1冊に個人情報 - 北九州市
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
小学校教諭が児童情報含むUSBメモリを持ち帰り紛失 - 紀の川市
外部サービス侵害で従業員などの個人情報が流出した可能性 - アルビオン
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
ルータOS「OpenWrt」に脆弱性 - 修正版がリリース
「Karmada Dashboard」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
「Apache Tomcat」に複数脆弱性 - 10月のアップデートで修正済み
メール本文に関係者アドレスを記載、削除し忘れ流出 - 神奈川県
兵庫県、「はばタンPay+」のシステムを改修 - 申請受付を再開
