Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chromium」の脆弱性狙う攻撃に注意 - 米当局が注意喚起

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、2023年に「Chromium」で明らかとなった脆弱性「CVE-2023-4762」が悪用されているとして注意を呼びかけた。

現地時間2月6日に同脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」を追加し、米国内の行政機関に対応を促すとともに、広く注意を呼びかけたもの。

同脆弱性はスクリプトエンジン「V8」に明らかとなった「型の取り違え」に起因する脆弱性。「Chromium」をベースとするブラウザが影響を受けるおそれがある。

「Google Chrome」では、脆弱性の重要度を「高(High)」とし、現地時間2023年9月5日にリリースした「同116.0.5845.180」「同116.0.5845.179」にて修正を実施した。

またマイクロソフトでは、同月8日にリリースした「Microsoft Edge 116.0.1938.xxx」にて修正を反映したとしている。

(Security NEXT - 2024/02/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

申込者の個人情報を事務局が誤アップロード - 福岡国際マラソン
ALSIの複数製品にCSRF脆弱性 - OEM製品にも影響
メアド入力ミスで要配慮情報を含むメールを誤送信 - 川崎市
日本シーサート協議会、12月に年次カンファレンスを開催
KADOKAWA「あらたなサイバー攻撃は未確認」 - 攻撃者主張を受け
複数Adobe製品にアドバイザリ - いずれも「クリティカル」脆弱性含む
宛先に複数メアド、問題気づくも対応作業中に誤送信 - 茨城県
「Ivanti Endpoint Manager」に深刻な脆弱性 - 修正パッチを公開
「Adobe Acrobat/Reader」にアップデート - 脆弱性2件を修正
「Citrix Workspace app」のWindows版に複数の脆弱性が判明