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コンテナの制限を回避する脆弱性「Leaky Vessels」が判明

現地時間1月31日にこれら脆弱性を修正した「runc1.1.12」「Buildkit 0.12.5」がリリースされた。

Snykでは、脆弱性を悪用されると機密情報の漏洩をはじめ、さまざまな攻撃を受けるおそれがあると危険性を指摘。脆弱性への対応を支援するツール「leaky-vessels-runtime-detector」や、「Dockerfile」などをスキャンする「Leaky-vessels-static-detector」をリリースした。

同社は利用が多い公開イメージの「Dockerfile」について検証を行ったが、今回判明した脆弱性の悪用は確認されていないという。

同社はパッチが実装されるまで、利用環境について監視し、コンテナをチェックすることを推奨。「Docker」「Kubernetes」関連のベンダーや、クラウドでコンテナサービスを提供する事業者、コンテナやランタイムのベンダーからの情報を確認するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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