コンテナの制限を回避する脆弱性「Leaky Vessels」が判明
現地時間1月31日にこれら脆弱性を修正した「runc1.1.12」「Buildkit 0.12.5」がリリースされた。
Snykでは、脆弱性を悪用されると機密情報の漏洩をはじめ、さまざまな攻撃を受けるおそれがあると危険性を指摘。脆弱性への対応を支援するツール「leaky-vessels-runtime-detector」や、「Dockerfile」などをスキャンする「Leaky-vessels-static-detector」をリリースした。
同社は利用が多い公開イメージの「Dockerfile」について検証を行ったが、今回判明した脆弱性の悪用は確認されていないという。
同社はパッチが実装されるまで、利用環境について監視し、コンテナをチェックすることを推奨。「Docker」「Kubernetes」関連のベンダーや、クラウドでコンテナサービスを提供する事業者、コンテナやランタイムのベンダーからの情報を確認するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/02/02 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ファイルサーバがランサム被害、データが暗号化 - 青果流通会社
子育て支援アプリを停止、「セキュリティ上の問題」 - 江崎グリコ
「セキュリティ・キャンプ2025ミニ」、10月にオンライン開催
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
先週注目された記事(2025年8月10日〜2025年8月16日)
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開