Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「サイバーセキュリティ月間2024」がスタート - 「全員参加」を呼びかけ

2月1日より「サイバーセキュリティ月間」がスタートした。フィッシングやサポート詐欺、ランサムウェアの被害が拡大しているとして、「全員参加」のセキュリティ対策が呼びかけられている。

サイバーセキュリティ基本法に基づき、政府では毎年2月1日から3月18日(サイバー)までを「サイバーセキュリティ月間」と制定。毎年、啓発活動などサイバーセキュリティに関するさまざまな取り組みを展開している。

同月間のスタートにあわせ、林芳正内閣官房長官はメッセージを寄せ、2023年はフィッシング詐欺の被害金額が過去最多になったほか、サポート詐欺の被害も増加していると指摘。

またランサムウェアによって大企業のみだけでなく、中小企業などサプライチェーンの弱点が狙われているとし、基本的なセキュリティ対策を徹底することがとても重要であると訴えた。

政府としても日米豪印4カ国による「QUAD」の「サイバーチャレンジ」をはじめ、国際社会と緊密に連携しつつ、サイバーセキュリティの確保に万全を期すと説明。

「サイバーセキュリティ月間」では、関連イベントが多数予定されており、これを機会にイベントへ参加して最新のセキュリティ知識に触れるなど、サイバーセキュリティの向上に向けて「全員参加」で取り組むよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/02/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意