Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

県サイトで個人情報含む作業用ファイルを誤公開 - 愛媛県

愛媛県は、同県のオープンデータサイトにおいて誤って個人情報含む作業用ファイルを公開するミスがあったことを明らかにした。

同県によれば、同県ウェブサイト内の電子行政サービス「オープンデータ」で公開している指定障害児通所支援事業所一覧表を2023年12月21日に更新した際、誤って個人情報含む作業用の表計算ファイルを添付して公開してしまったという。

誤って公開したファイルには、事業所の設置法人代表者の個人住所205件、事業所管理者の個人住所318件、施設の苦情窓口担当者の氏名238件が含まれていた。

更新作業後に掲載状況を確認しておらず、誤ったファイルが公開されたままとなり、1月11日に外部より個人情報が記載されたファイルが公開されているとの連絡があり問題が判明。データを削除した。

同県では、書面を通じて対象となる関係者に経緯を説明し、謝罪した。また障害児通所事業所の設置法人に電話で連絡を取り、説明と謝罪を行っている。

今回の問題を受け、担当者が公表前にプレビュー機能などで誤りがないか確認し、さらに上長が確認した上でウェブサイトを更新し、更新後に複数の職員が確認することを徹底し、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2024/01/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「PHP」に複数脆弱性 - 修正版「同8.5.1」など公開
先週注目された記事(2025年12月14日〜2025年12月20日)
WatchGuard製UTM「Firebox」のVPN脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県