Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware Aria Automation」に「クリティカル」の脆弱性 - 認証が欠如

VMwareが提供するクラウドインフラの自動化プラットフォーム「VMware Aria Automation(旧vRealize Automation)」に深刻な脆弱性が明らかとなった。パッチが提供されている。

同製品は仮想環境やクラウドにおける運用を自動化できるソリューション。同社は現地時間1月16日にセキュリティアドバイザリを公開し、脆弱性「CVE-2023-34063」について明らかにした。

同脆弱性は、アクセス制御が欠落していることが判明したもので、 「同8.16」より以前のすべてのバージョンが影響を受ける。悪用には低い権限が必要となるが、リモートより組織やワークフローが侵害されるおそれがある。

同社は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアを「9.9」とし、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。非公開のもと報告を受けたとしており、セキュリティアドバイザリの公開時点で悪用は確認されていない。

同社は、脆弱性の影響を受けない「同8.16」へアップデートするか、「同8.14.1」「同8.13.1」「同8.12.2」「同8.11.2」についてはパッチを適用するよう求めている。

(Security NEXT - 2024/01/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ