Oracle、まもなく四半期パッチ公開 - 対応の準備を
Oracleは、四半期ごとの定例パッチ「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を現地時間1月16日に公開する予定だ。リモートより認証なしに悪用が可能な脆弱性も多数含まれるとし、対象製品など事前情報を提供している。
「Oracle Database」「Oracle Java SE」「Oracle MySQL」をはじめ、幅広い製品に向けて脆弱性パッチを提供するとしており、予告を行った時点でのべ387件の脆弱性について修正を予定している。
「Oracle Audit Vault and Database Firewall」「Oracle Big Data Spatial and Graph」をはじめ、認証なしにリモートより悪用が可能となる脆弱性なども多数含まれる。
「Oracle Fusion Middleware」では38件のパッチを提供。このうち29件がリモートより悪用が可能としている。「Oracle MySQL」についても、修正する40件のうち、12件が認証なしでリモートより悪用できるとしている。
また「Oracle Fusion Middleware」「Oracle MySQL」のほか、「Oracle JD Edwards」「Oracle Essbase」「Oracle Systems」「Oracle Communications」「Oracle Financial Services」「Oracle Hyperion」「Oracle Retail Applications」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「9.8」とされる脆弱性が含まれるという。
同社では、脆弱性の悪用が成功した場合に大きな影響を及ぼすおそれがあるとして、パッチについてはできるだけ早く適用することを強く推奨している。
(Security NEXT - 2024/01/15 )
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