Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「SharePoint Server」狙う脆弱性攻撃が発生中 - 米当局が注意喚起

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は現地時間1月10日、脆弱性3件を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加した。

悪用されている3件の脆弱性を同リストへ追加し、米行政機関に対して一定期間内に対応するよう促すとともに広く注意を呼びかけた。

具体的には、「Microsoft SharePoint Server」の脆弱性「CVE-2023-29357」を追加した。権限昇格の脆弱性でマイクロソフトが2023年6月の月例セキュリティ更新で修正。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」とレーティングされている。

同脆弱性に関しては、2023年9月にセキュリティ研究者が「CVE-2023-24955」と組み合わせることでリモートよりコードの実行に成功したと投稿。同月には実証コード(PoC)が公開されていた。

またCISAでは、Ivantiのリモートアクセス製品「Ivanti Connect Secure(旧Pulse Connect Secure)」「Ivanti Policy Secure Gateway」に明らかとなった2件の脆弱性「CVE-2023-46805」「CVE-2024-21887」についても同リストに追加している。

(Security NEXT - 2024/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サイトDBより個人情報流出の可能性 - リゾート施設運営会社
2Q「JVN iPedia」登録は1万件超 - 98.7%が「NVD」情報
Bitnamiの一部「Helm Chart」に脆弱性 - 機密情報漏洩のおそれ
「Cisco ISE」の複数脆弱性を狙う攻撃が発生 - 早急に対処を
セミナー申込フォーム、確認設定から他者が閲覧可能に - 山口県
日本語学習支援施設のサイトが改ざん被害 - 横浜市
フォームで個人情報が閲覧可能に、社内共有時のミスで - スーパーチェーン
サーバがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 川崎設備工業
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に