Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Zabbix」のエージェントにコードインジェクションの脆弱性

ネットワーク管理ソフトウェア「Zabbix」のエージェントである「Zabbix Agent 2」にコードインジェクションの脆弱性が明らかとなった。

パラメータをシェルコマンドにわたす際、サニタイズを行っておらず、リモートよりコードを実行されるおそれがある「CVE-2023-32728」が明らかとなったもの。

バグバウンティプログラムを通じて報告されたもので、現地時間12月18日に公開したアドバイザリにおいて明らかにされた。同社は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「4.6」、重要度を「中(Medium)」とレーティングしている。

一方米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、CVSS基本値を「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とした。攻撃の複雑さ、必要とされる権限、機密性、完全性、可用性への影響において評価が異なり、より高い値となっている。

同社では、11月にリリースした「同6.4.9rc1」「同6.0.24rc1」や、10月にリリースした「同5.0.39rc1」にて同脆弱性を修正済みだという。

(Security NEXT - 2023/12/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国勢調査書類、未回答世帯の訪問時に紛失か - 大野城市
第三者がサーバより情報を窃取、データ暗号化は確認されず - プラ製品メーカー
患者に私的SMS、市立病院医師を懲戒処分 - 三浦市
WatchGuardのVPNクライアントに脆弱性 - Windows版に影響
Drupal向け「OAuth」サーバモジュールに認可バイパスの脆弱性
Samsung製端末、ゼロデイ攻撃の標的に - 商用レベルスパイウェアを悪用か
バッファロー製ルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に脆弱性 - ファームウェアの更新を
「GNU Libmicrohttpd」に複数脆弱性 - 実験的コンポーネントに起因
JetBrains「YouTrack」に複数の脆弱性 - トークン漏洩のおそれも
「Androidアプリセキュアコーディングガイド」英語版を公開 - JSSEC