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ビデオ会議「Zoom」のWindows向けクライアントなどに脆弱性

ビデオ会議サービスを提供するZoomは、現地時間12月12日にセキュリティアドバイザリを公開した。脆弱性を修正した最新版へ更新するよう呼びかけている。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、セキュリティアドバイザリ4件をリリースしたもの。今回のアップデートに重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

Windows向けクライアントやSDKに明らかとなったパストラバーサルの脆弱性「CVE-2023-43586」や、「iOS」においてアクセス制御不備により、情報漏洩が生じるおそれがある「CVE-2023-43585」など、重要度が「高(High)」とされる脆弱性2件に対応した。

また重要度が1段階低い「中(Medium)」とされる脆弱性2件を修正している。同社では最新版へアップデートするよう利用者に呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/12/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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