Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

メルアカ乗っ取り被害、フィッシング攻撃の踏み台に - 京大高等研究院

京都大学の研究拠点である同大高等研究院(KUIAS)は、関係者のメールアカウントが侵害され、フィッシングメールの送信に悪用されたことを明らかにした。

同院によれば、11月19日に同院関係者がアカウント情報を窃取され、翌20日に同アカウントを送信元として、大量のフィッシングメールが送信されたという。

問題のメールは「Re:メールボックスの更新」という件名で、本文では「京都大学管理者」を装い、同大メールアドレスを更新するためなどと称して、記載したリンクよりフィッシングサイトに誘導しようとしていた。

同院では同メールアカウントを停止。構成員に対してフィッシングメールに関する注意喚起を行った。同大ドメインより発信された不審なメールについては、添付ファイルやURLを開かないよう求めている。

(Security NEXT - 2023/12/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「macOS」にアップデート - 多数脆弱性を解消
「Node.js」に脆弱性 - 各ブランチ向けにアップデート
メール誤送信で音楽教室会員のメアド流出 - 河合楽器
メールサーバがスパム送信の踏み台に - 横浜みなとみらいホール
ランサム被害でサーバを停止、詳細を調査 - 三笑堂
「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Chromium」や「SAP NetWeaver」の脆弱性悪用に警戒を - 米当局が注意喚起
IDと公開鍵を紐づける「OpenPubkey」に署名検証バイパスのおそれ
月例アドバイザリを公開、「クリティカル」含む新規16件 - SAP
OpenTextの監視ツールに脆弱性 - 権限昇格やPW不正変更のおそれ