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入居申込者情報を撮影したカメラを紛失 - 鳥取県住宅供給公社

鳥取県住宅供給公社は、県営住宅の入居申込者に関する個人情報を撮影した動画データが保存されたデジタルカメラを紛失したことを明らかにした。

同社によれば、デジタルカメラ1台の所在がわからなくなっているもの。デジカメには、2020年6月から2023年11月までに実施した県営住宅入居者抽選会34回分の様子を撮影した動画データなどが保存されていた。

動画には申込受付名簿も写っており、入居申込者150人、のべ201人分の氏名、申し込んだ団地名、部屋番号、抽選結果などが含まれる。また個人情報は含まれないものの、部屋の修繕部分、ゴミ屋敷といった問題部屋、敷地内に違法駐車された車両など、2019年3月以降に撮影された画像なども含まれる。

同社職員が11月9日に抽選会の様子を撮影後、カメラを執務室の定位置に戻さず帰宅。翌10日14時ごろ、職員がカメラに保存していたデータをパソコンに保存しようとした際、カメラがないことに気づいた。

心当たりを探索するも発見できず、11月22日に警察へ被害届を提出。同社では、対象となる入居申込者に対し、書面と電話を通じて経緯の説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2023/12/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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