WordPress用フォーム作成プラグインに脆弱性 - 早急に更新を
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているフォーム作成プラグイン「MW WP Form」に深刻な脆弱性が明らかとなった。早急にアップデートを実施するよう呼びかけられている。
「同5.0.1」および以前のバージョンにおいて、ファイルタイプの検証を行っているものの、ログに記録するだけで任意のファイルをアップロードできる脆弱性「CVE-2023-6316」が明らかとなったもの。
同脆弱性は、フォーム設定において問い合わせ内容をデータベースに保存するようオプションを設定している場合に影響があり、悪用されるとリモートよりコードを実行されるおそれがある。
同脆弱性を発見、報告したDefiantのWordfence脅威インテリジェンスチームは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングした。
同プラグインの開発はすでに停止しており、開発者よりメインテナンスを引き継いだWebの相談所が、必要最小限のリリースを提供している。同脆弱性の報告を受け、同社は11月29日に修正版となる「同5.0.2」を公開した。その後「同5.0.3」が提供されている。
Defiantは、現地時間12月4日に公開したセキュリティアドバイザリで同脆弱性の詳細を明らかにするとともに、できるだけ早急に更新するよう利用者に注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2023/12/05 )
ツイート
PR
関連記事
サーバがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 川崎設備工業
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー