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Apple、「iOS 17.1.2」を公開 - ゼロデイ脆弱性2件に対応

Appleは米時間11月30日、同社スマートデバイス向けにセキュリティアップデートとなる「iOS 17.1.2」「iPadOS 17.1.2」をリリースした。

同アップデートでは、CVEベースで2件の脆弱性「CVE-2023-42917」「CVE-2023-42916」に対処した。いずれも「WebKit」に関する脆弱性で、細工されたウェブを処理した際に悪用されるおそれがある。

「CVE-2023-42917」は、メモリ破損に起因し、任意のコードを実行される可能性がある。一方「CVE-2023-42916」は、検証不備により域外のメモリを読み込む脆弱性。機密情報が漏洩するおそれがある。

ともGoogleの脅威分析グループのセキュリティ研究者より報告を受けた。「iOS 16.7.1」より以前のバージョンに対して悪用された可能性があるという。同社では、「macOS」向けにもこれら脆弱性を解消するアップデートを用意している。

(Security NEXT - 2023/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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