VMware、「VCD Appliance」の修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性に対応
クラウドサービス管理ツール「VMware Cloud Director Appliance(VCD Appliance)」に深刻な脆弱性「CVE-2023-34060」が見つかった問題で、VMwareはパッチをリリースした。
「CVE-2023-34060」は、「SSH」で使用するTCP 22番ポートや管理コンソールで使用するTCP 5480番ポートにおいて、ログイン認証のバイパスが可能となる脆弱性。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」で、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。旧バージョンよりアップグレードした場合にのみ影響があり、新規に導入していた場合は影響を受けない。
同社では、現地時間11月14日にセキュリティアドバイザリを公開。回避策となるスクリプトを提供するとともにパッチの準備を進めてきたが、現地時間11月30日に脆弱性へ対処した「同10.5.1」をリリースした。
(Security NEXT - 2023/12/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
