DDoS攻撃が大幅減 - 一方で約147Gbps超の攻撃も
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、10月に同社のサービスやバックボーンを通じて観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。攻撃件数は大きく減少したものの、140Gbpsを越える大規模な攻撃が観測されている。
同月は252件のDDoS攻撃を観測し、前月の399件から約36.8%減と大幅に改善した。1日あたりに換算すると平均8.13件の攻撃が発生している。10月20日から翌21日にかけて攻撃が急増し、特に10月20日には25件を超える攻撃を観測した。
もっとも規模が大きかった攻撃は、DNSやNTPなど複数のプロトコルを用いたリクレクション攻撃で、約1399万ppsのパケットにより約147.18Gbpsのトラフィックが発生した。前月観測された約1326万pps、約6.4Gbpsの攻撃を大きく上回る。
継続時間も10月においてもっとも長く、約47分にわたって攻撃が行われたという。

IIJが観測したDDoS攻撃の推移。10月は件数が減少する一方、大規模な攻撃が観測された
(Security NEXT - 2023/12/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開