Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

自動車パーツの通販サイトに不正アクセス - エンラージ商事

自動車関連部品の製造、販売を手がけるエンラージ商事は、オンラインショップが不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報が流出し、悪用された可能性があることを明らかにした。

同社によれば、「エンラージ商事オフィシャルショップ」に対して脆弱性を突く不正アクセスがあり、決済アプリケーションを改ざんされたもの。2021年5月16日から2022年5月20日にかけて商品を購入した顧客2432人が利用したクレジットカード情報2602件が流出し、不正に利用された可能性がある。

対象となるのは、クレジットカードの番号、有効期限、セキュリティコードで、さらにウェブサイトの認証に用いるメールアドレス、パスワード、電話番号についても窃取されたおそれがあるという。

2月21日にクレジットカード会社から情報流出の可能性について指摘があり、問題が発覚。同月24日にクレジットカード決済を停止し、2月27日に個人情報保護員会へ報告した。

外部事業者による調査は7月14日に終えており、警察には10月25日に相談した。対象となる顧客に対しては、11月21日よりメールを通じて経緯の報告と謝罪を行っており、身に覚えのない請求などが行われていないか、確認するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/11/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

小中学校4校で指導要録が所在不明、誤廃棄か - 宇都宮市
ウェブ広告に誤URL、個人情報へアクセス可能に - データ基盤サービス事業者
e講習受講者情報が閲覧可能に - プレストレストコンクリート工学会
IT講座受講者向けの案内メールで送信ミス - 会津大
システムに不正アクセス、予約者にフィッシングメール - 沼津リバーサイドホテル
Samsung、モバイル端末の複数脆弱性を修正 - 一部で悪用も
Atlassian、8月のアップデートで脆弱性5件に対処
「HPE Aruba EdgeConnect SD-WAN」に脆弱性 - アップデートを公開
Wondershareのファイル修復ソフトに脆弱性 - パッチ提供状況は不明
Android版「MS Edge」にアップデート - 独自修正も