Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Windowsの警告機能を回避する既知脆弱性 - 悪用に注意

「CVE-2023-36584」は実装の問題に起因。「MotW」がマーキングされるまでのタイムラグを悪用することで、「Microsoft Office」の保護ビューといったセキュリティ機能をバイパスすることが可能になるとしている。

10月のセキュリティ更新プログラムのリリース当時、マイクロソフトでは脆弱性の悪用については確認されていないとしていたが、その後悪用が確認された。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、現地時間11月16日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」を更新し、同脆弱性を追加した。

同リストに追加された脆弱性は、米行政機関において一定期間内に対応する義務が生じる。追加された脆弱性そのものは広く悪用される可能性があり、対象機関に関わらず利用者は注意が必要となる。

(Security NEXT - 2023/11/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サポート詐欺で遠隔操作ツールをインストール - 和歌山の休日診療所
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
駿河屋サイトの改ざん、監視ツールの脆弱性経由 - 侵害検知以降にも流出
「Apache bRPC」に深刻な脆弱性 - 悪意あるJSONでDoSのおそれ
仮想環境を狙うマルウェア「BRICKSTORM」 - 中国政府系攻撃者が悪用
海外子会社にサイバー攻撃、詳細を調査 - FCLコンポーネント