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QNAP製NASのOSや写真管理アプリに脆弱性

QNAP Systemsは、現地時間11月10日にセキュリティアドバイザリを公開し、同社NAS製品に関連する3件の脆弱性を明らかにした。

NAS向けに提供している写真管理アプリ「QuMagie」では、SQLインジェクション「CVE-2023-41284」「CVE-2023-41285」や、OSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2023-39295」など3件の脆弱性が明らかとなった。

4段階ある重要度において、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。現地時間10月24日にリリースした「同2.1.4」にて修正した。

また同社製NASにOSとして搭載されている「QTS」「QuTS hero」「QuTScloud」では脆弱性「CVE-2023-23367」が判明した。悪用には管理者権限が必要となるが、OS上でコマンドの実行が可能になる。

重要度を「中(Medium)」としており、4月にリリースした「QTS 5.0.1.2376 build 20230421」「QuTS hero h5.0.1.2376 build 20230421」や、8月より提供されている「QuTScloud c5.1.0.2498」で修正済みだという。

(Security NEXT - 2023/11/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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