Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

9月に399件のDDoS攻撃を観測、前月比1割減 - IIJレポート

インターネットイニシアティブ(IIJ)は、9月に同社のサービスやバックボーンを通じて観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。

同月は399件のDDoS攻撃を観測。前月の445件から約10.3%減少している。1日あたり13.3件の攻撃が発生した。1日あたり20件を超えた日は4日あり、なかでも9月29日は50件を超える攻撃を観測している。

もっとも規模が大きかった攻撃は、SYNフラッド攻撃で約1326万ppsのパケットにより約6.4Gbpsのトラフィックが発生。前月の約157万pps、約5.9Gbpsを上回る規模で展開された。

継続時間がもっとも長かった攻撃は、DNSプロトコルを用いたUDPリフレクション攻撃。31分にわたり攻撃が続き、最大で964.8Mbpsのトラフィックが発生している。

2023-11-01_ii_001.jpg
IIJが観測したDDoS攻撃の推移

(Security NEXT - 2023/11/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Adobe、13製品にセキュリティパッチ - 脆弱性68件に対応
「FortiSIEM」に深刻なRCE脆弱性 - 実用的な悪用コードも
MS、8月の月例セキュリティ更新で100件以上の脆弱性に対応
Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消
「WinRAR」に深刻な脆弱性 - ゼロデイ攻撃で判明
ビジネス交流会サイトに攻撃試行 - 攻撃遮断も一時閉鎖
配食サービス先リストが所在不明、携帯したコピーを紛失 - 東村山市
ひとり親世帯の対象者リストを第三者に誤送信 - 山形県
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行