「Firefox 119」がリリースに - 脆弱性11件を解消
Mozilla Foundationは、ブラウザの最新版となる「Firefox 119」をリリースした。複数の脆弱性に対処している。延長サポート版やiOS版などもアップデートを実施している。
「Firefox 119」では、タブ管理やPDF編集などの機能強化を行ったほか、あわせて11件の脆弱性を修正した。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は3件。プロンプトやダイアログなどが利用者の意図に反して操作されるおそれがあるクリックジャックの脆弱性「CVE-2023-5721」や、メモリ破壊の脆弱性「CVE-2023-5730」「CVE-2023-5731」などに対応した。
このほか、「中(Moderate)」とされる脆弱性7件、「低(Low)」とされる1件を修正している。
あわせて脆弱性8件に対処した延長サポート版「Firefox ESR 115.4」をリリース。iOSに対してはクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2023-5758」を解消した「Firefox for iOS 119」を提供している。
「Firefox 119」にて修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2023-5721
CVE-2023-5722
CVE-2023-5723
CVE-2023-5724
CVE-2023-5725
CVE-2023-5726
CVE-2023-5727
CVE-2023-5728
CVE-2023-5729
CVE-2023-5730
CVE-2023-5731
(Security NEXT - 2023/10/26 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Cisco、複数アドバイザリを公開 - PoC公開済みの脆弱性も
「Firefox 130」がリリース、脆弱性9件を修正 - 延長サポート版も
再委託先でランサム感染、被保険者情報が流出した可能性 - クボタ健保組合
サーバがランサム被害、原因や影響など調査 - ペット用品会社
Cisco製ライセンス管理ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
バックアップソフトなど複数のVeeam製品に深刻な脆弱性
メアド含むファイルを同報メールに誤添付 - ハングル能力検定協会
端末20台が被害、ファイル約2.6万件が暗号化 - ニチイHD
米当局、「WPS Office」などの脆弱性悪用に注意を喚起
HPのセキュリティ管理ソフトに脆弱性 - アップデートが公開