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生徒の学習用端末から進路希望データが閲覧可能に - 豊田市中学校

愛知県豊田市は、市立中学校において、生徒の進路希望調査データが無関係である生徒の学習用タブレットから閲覧できる状態となり、外部に流出したことを明らかにした。

同市によれば、3年生214人分の進路希望調査データが、10月10日から15日23時ごろにかけて、特定クラスの生徒31人が使用する学習用タブレットから閲覧できる状態となっていたもの。10月15日に保護者から別のクラスの進路希望調査に関するデータを見ることができるとの指摘があり、問題が判明した

教諭がデータを学習用タブレットにアップロードする際、本来共有すべきでない進路希望調査データを誤ってアップロードするミスがあったという。

問題の判明を受けて、10月15日に対象となるデータを削除。翌16日に学年集会を開き、3年生に経緯の説明と謝罪を行った。

今回の問題を受け、個人情報を扱うデータの保存場所についてルールを徹底するとともに、アップロード前のチェック体制を強化し、再発防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2023/10/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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