「Acrobat」「Cisco IOS」などの脆弱性5件が攻撃の標的に
さらに「HTTP/2プロトコル」に判明した脆弱性「CVE-2023-44487」を追加。同脆弱性は、8月下旬以降、「HTTP/2ラピッドリセット攻撃」が展開されている。
複数のインフラ事業者で大規模なDDoS攻撃が観測されており、Googleが受けた攻撃では、1秒あたり3億9800件と過去に例を見ない件数のリクエストが送信されていた。
またマイクロソフトが10月の月例セキュリティ更新で修正した「Skype for Business」における権限昇格の脆弱性「CVE-2023-41763」や、「Microsoft WordPad」に判明した「CVE-2023-36563」なども追加している。
「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に追加された脆弱性は、米行政機関において一定期間内に対応する義務が生じる。また追加された脆弱性そのものは広く悪用される可能性があるため、利用者は注意が必要となる。
(Security NEXT - 2023/10/13 )
ツイート
PR
関連記事
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
ペット保険システムにサイバー攻撃、情報流出の可能性 - アクサ損保
相続関係書類を誤廃棄、店舗統廃合時のデータ移行不備で - 北央信組