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生徒成績情報を第三者へ誤送信、ルール違反と誤入力で - 仙台市

仙台市は、市立中学校の教諭が、同僚にメールで生徒の成績データをルールに反して送信したところ、メールアドレスを誤り、第三者へ送信したことを明らかにした。

同市によれば、ケガにより出勤できない同僚教諭が自宅で成績の処理が行えるよう、9月27日に成績データを3回にわけてメールで送信したが、いずれも宛先のドメイン部分が異なる無関係のメールアドレスに送信していたもの。

翌28日に同僚教諭からメールが届いていないとの連絡があり、誤送信が判明した。2年生の生徒116人分の氏名、学年とクラス、出席番号、理科の成績、および添付ファイルのパスワードなどが外部に流出した。

成績など気密性の高い個人情報をメールで送ることは、同市立学校の情報管理指針で禁止されているが、2人の教諭はいずれも十分に認識していなかった。さらに送信先の誤入力が重なったという。

同校では誤送信先に対してメールの削除を依頼。対象となる生徒と保護者には、説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2023/10/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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