Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Tomcat Connectors JK」に情報漏洩の脆弱性

「Apache Tomcat Connectors」の「mod_jk」に情報漏洩の脆弱性が明らかとなった。

「Apache HTTP Server」からサーブレットコンテナに対するリクエストを転送するプラグイン「mod_jk」に情報漏洩の脆弱性「CVE-2023-41081」が明らかとなったもの。

プロキシリクエストに対する明示的なマウントが提供されていない場合に、意図しないマッピングが行われ、意図せずステータスワーカーが公開されたり、セキュリティ対策のバイパスなどが行われるおそれがある。

重要度は、上から2番目にあたる「重要(Important)」としている。「mod_jk」のみ影響があり、「Microsoft IIS」向けの「ISAPIリダイレクタ」は影響を受けない。

開発チームでは、現地時間9月11日にリリースした「同1.2.49」にて脆弱性を修正。同月13日に脆弱性を公表した。あわせて明示的にマウントが構成されているか確認する回避策を紹介している。

(Security NEXT - 2023/09/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ