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ネットワーク監視ツール「LibreNMS」に脆弱性 - 「クリティカル」も

ネットワーク監視ツール「LibreNMS」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

具体的には、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性5件やコードインジェクションの脆弱性1件など、あわせて6件が判明した。

XSSの脆弱性「CVE-2023-4982」「CVE-2023-4978」は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアがそれぞれ「9.8」「9.0」と評価されており、ともに重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

のこる3件のXSSの脆弱性「CVE-2023-4979」「CVE-2023-4980」「CVE-2023-4981」については、CVSS基本値が「8.8」、コードインジェクションの脆弱性「CVE-2023-4977」はCVSS基本値が「7.3」と評価されており、重要度はいずれも「高(High)」とした。

「LibreNMS」の開発グループでは、現地時間9月15日にこれら脆弱性を修正した「同23.9.0」をリリース。同バージョンでは機能の追加やサポートデバイスの追加、バグの修正なども行っている。

(Security NEXT - 2023/09/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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