Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「マイナポイント事務局」装う偽メールに注意 - ポイント失効と不安煽る

マイナポイントが受け取り期限を迎えるなどとだまし、偽サイトへ誘導するフィッシング攻撃の報告が増加している。フィッシング対策協議会が注意喚起を行った。

問題のフィッシングメールは、マイナポイント事務局を名乗り、「獲得した20000円ポイントがまもなく失効する」などとして興味を引く手口。

「20,000円分のポイントプレゼント!」「マイナンバーカードに関する重要なお知らせ」など複数の件名でメールを送り付けており、誘導先として6件のURLが確認されている。

メールの本文は、ポイントの有効期限が9月12日までなどと不安を煽る内容でリンクから偽サイトへ誘導。氏名や住所、クレジットカード情報などをだまし取ろうとしていた。

問題のフィッシングサイトは、9月11日の時点で稼働が確認されており、同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃に注意するよう呼びかけている。

なお、マイナポイントに関しては、第2弾事業におけるポイントの申し込み期限が9月末までと迫っており、総務省などが正規サイトで注意喚起を行っている。

(Security NEXT - 2023/09/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開